コルチコトミーとは
コルチコトミーとは、動かす歯の周囲の皮質骨(硬い骨)に切開線(筋)を入れることで、海綿骨(柔らかい骨)に刺激を与えて骨の代謝を早くし、歯の動く速度を上げる方法のことです。外科手術の中では安全な方法になります。形態によって1年半〜2年かかる矯正期間を6〜8ヶ月にまで短縮することが出来ます。
基本的にリンガルブラケットなどの矯正と併用することになります。
矯正にコルチコトミーを併用することは、歯の動きを早めるだけでなく、治療による歯根や骨へのダメージを軽減し、歯の移動による違和感や矯正後の歯の戻りなどを防ぐことにもなります。特に成人矯正に起こりがちな症状の軽減に役立ちます。
手術というとちょっと大げさな感じを受けますね。確かに高度な技術が必要ではありますが、処置は1時間ほどで済み、入院の必要もありません。その日のうちに帰宅が可能です。
ドイツ、アメリカなどではすでに定着した矯正法なのですが、残念ながら日本ではあまり普及していない矯正法で、主に東京、大阪、名古屋など都市部以外に住む人にはこの方法を選択するのは難しいかもしれません。
施術の実際
まず、局所麻酔を施し、歯茎に切開線を入れます。歯肉を剥離し、思想骨を完全に露出させます。タービンで骨に溝を入れます。最後に歯肉を元に戻し、縫合します。
感染予防のためにパッキング剤で固定し、薬を処方します。
術後口が腫れることもありますが、数日で腫れは引きます。一週間後に抜歯します。
その後は通常の矯正治療同様、ブラケット等を用いて歯を動かしていきます。
コルチコトミー単独でかかる手術費用としては、およそ10万円程度になります。
ほかにブラケットによる通常の矯正費用がかかるので注意して下さい。
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